【築30年リフォーム】造作洗面台にしなかった理由|LIXILピアラを5年使ったリアルな本音

洗面・脱衣所

築30年の中古住宅を購入し、家族5人で暮らしやすいようにリフォームしてから、気づけば5年が経ちました。

今回は、我が家の洗面台選びについて書いてみようと思います。
我が家が採用したのは、LIXIL(リクシル)の「ピアラ」です。

でも実は、最初から既製品の洗面台にしようと決めていたわけではありません。リフォームを考え始めた頃は、「せっかくなら造作洗面台にしたい!」と思っていました。工務店の方にもかなり相談しましたし、WOODONE(ウッドワン)の鏡なども見ながら、造作洗面台をかなり本気で検討していたのです。

それでも最終的に選んだのは、既製品の洗面台でした。

5年間使ってみた今、造作洗面台にしなかったことを後悔しているかというと、そんなことはありません。

今回は、

  • なぜ造作洗面台をやめたのか
  • なぜLIXILのピアラを選んだのか
  • 5年間使って感じた良かったところ・気になるところ

を、5年目のリアルな視点でまとめます。

5人家族の動線を考えて、洗面脱衣所の間取りを変更しました

洗面台の話をする前に、少しだけ我が家の間取りについてお話しさせてください。

リフォーム前は、洗面台・洗濯機・脱衣スペースがすべて同じ部屋にありました。一般的な「洗面脱衣所」の間取りです。

ただ、我が家には娘がいます。

子どもが小さいうちは特に気になりませんが、成長したときに「誰かがお風呂に入っていたり着替えていたりすると、ほかの家族が洗面台を使いにくくなるのではないか」と考えました。

そこでリフォームでは引き戸を設け、

【洗面台】 |引き戸| 【洗濯機 + 脱衣スペース】

というように、洗面台を独立させる形に変更しました。

これが我が家にとっては大正解。子どもが成長してもプライバシーを確保できますし、誰かがお風呂に入っていても、洗面台は気兼ねなく普通に使えます。家族5人がストレスなく暮らすために、この間取り変更は本当にやってよかったです。

造作洗面台に憧れたけれど採用しなかった2つの理由

洗面スペースを独立させることが決まり、次に考えたのが「どんな洗面台にするか」でした。最初に考えていたのは、やはり造作洗面台です。

好きな洗面ボウルに、こだわりの水栓、タイル、鏡。SNSや施工事例で見る造作洗面台は本当におしゃれで、せっかく中古住宅をリフォームするのだから、自分好みの洗面スペースにしたいという気持ちが強くありました。

ところが、具体的に暮らしを想像していくと、我が家の場合はいくつか問題が出てきました。

  • 理由①:5人家族の収納をしっかり確保したかった

まず大きかったのが、収納スペースの問題です。

我が家は5人家族。洗面所には、歯ブラシや歯磨き粉だけでなく、ドライヤー、ヘア用品、スキンケア用品、そして各種ストック類など、思っている以上にたくさんの物が集まります。

造作洗面台でも収納をつくることはできます。ただ、限られたスペースの中で、「見た目も好みで、収納もしっかりあって、使いやすい洗面台」をゼロから造作しようとすると、設計的にも予算的にもなかなか難しいのが現実でした。毎日使う場所だからこそ、見た目だけで決めるわけにはいきませんでした。

  • 理由②:毎日の「掃除のしやすさ」を優先したかった

もう一つ重視したのが掃除です。

造作洗面台にはすごく憧れていましたが、水回りはどうしても汚れます。水はね、髪の毛、ホコリ、歯磨き粉の飛び散りなど、毎日の家事の中でケアしなければなりません。

私は汚れたら気兼ねなく、すぐに掃除したいタイプ。「かわいいけれど掃除に気を使う」という状態は、ズボラな私にとって長続きしないと考えました。造作の見た目への憧れよりも、毎日のメンテナンスのしやすさを優先しようと考え、候補に入ったのが既製品の洗面台でした。

LIXILピアラを選んだ理由|5人家族で重視した使い勝手

いろいろな既製品を比較した中で、最終的に選んだのがLIXILの「ピアラ」でした。

リクシルのピアラ 引き出し2段タイプです。

ピアラを選んだ理由は、見た目のデザインも気に入った部分もあるのですが、何より「実用性」です。特に大きかったのが、次の2点でした。

  • 洗面ボウルがとにかく大きく、バケツも安定する

一番惹かれたのが、洗面ボウルの大きさです。

洗面台は、顔を洗ったり歯を磨いたりするだけではありません。子どもの上履きを洗ったり、泥汚れの服を予洗いしたり、つけ置きをしたり。5人家族だと洗面台をタフに使う場面がかなり多いです。

ピアラは洗面ボウルが広く底が平らなため、実際に5年間使った今でも、「この大きさにして本当に便利だった」と思っています。

  • シャワー水栓の取り付け位置が高く、頭が入れられる

もう一つ重要だったのが、水栓まわりの空間の広さです。

ピアラは壁付けタイプのシャワー水栓ですが、その水栓まわりにしっかりとした高さ(空間)があります。どのくらいかというと、大人が頭を入れられるくらいです。

これは寝癖を直したい朝などに意外と便利で、髪だけをサッと濡らしたいときに洗面台で頭を洗うことができます。シャワーホースを伸ばせる使いやすさに加え、ボウル上の空間が広いことが、ピアラに決めた大きな理由でした。

LIXILピアラ×Panasonic三面鏡|わが家の洗面台の組み合わせ

洗面台本体はLIXILですが、鏡はあえてPanasonic(パナソニック)の三面鏡を組み合わせました。

なぜメーカーを揃えなかったかというと、当初、「洗面台と鏡の間に、お気に入りのタイルを貼りたかったから」です。既製品の洗面台をベースにしつつも、少しだけ造作洗面台のような雰囲気を出したいと思っていました。そのため、鏡の下側に防水パネルなどがついていない、すっきりしたデザインのものを探していました。

造作を検討していた頃にはWOODONEの木枠の鏡も素敵だなと見ましたが、我が家の場合は5人分の物量を隠すための収納量が必要だったため、最終的にパナソニックの三面鏡を採用しました。結果として、既製品同士の組み合わせですが非常に使いやすく満足しています。

このようにタイルを張るのが理想形です

ピアラを5年使った現在|「そのうちタイルを貼ろう」で5年経過

ここで一つ、リフォーム後5年目のリアルな現状を。

洗面台と鏡の間には、「そのうち自分でタイルを貼ろう」と思っていました。……そして気づけば5年、実はまだ貼っていません。リフォームではよくある話かもしれません。

ただ、意外だったのは、タイルを貼っていない現在の状態でも、機能面でかなり満足していることです。

特に気に入っているのが、鏡と洗面台の間に掃除しにくい中途半端な隙間がないことです。手も入らないような細い隙間があると、ホコリや水滴がたまっても掃除がしにくいですよね。我が家の場合はそうした隙間がありません。

さらに、洗面台と壁の間はリフォーム時にコーキング(防水施工)でしっかり埋めてもらっているため、水が壁側に染み込むこともありません。5年使ってみて、こうした「隙間のなさ」は、見た目以上に大事なポイントだったなと感じています。

5年使って感じたメリット・デメリット

◎ メリット:おしゃれさ以上に「気兼ねなく使える広さ」が重要だった

大きな洗面ボウルと、水栓まわりの広さ。この2点については、5年経った今も評価は全く変わっていません。家族が多い我が家では洗面台を使う回数も多いため、おしゃれさ以上に、何でも受け止めてくれる広さは重要でした。既製品にしたことで大容量の収納も確保でき、造作を諦めたことへの後悔はありません。

× デメリット:人工大理石ボウルのお手入れには少し不満も

一方で、すべてが完璧というわけではありません。一番気になっているのが、「人工大理石ボウル」のお手入れです。

私は汚れが気になったらスポンジでガシガシ洗いたいタイプなのですが、人工大理石は傷をつけないように掃除方法に少し気を使います。研磨力のあるメラミンスポンジなども気軽には使えません。

5年間使っていると、どうしても生活の中で細かな傷がついてしまい、その小さな傷に汚れが入り込むと、ボウルが少しくすんで見えることがあります。ここは正直、「陶器やホーローのようにもっと気兼ねなくゴシゴシ洗えたらいいのにな」と思う部分です。

ピアラの大きさや使いやすさには大満足していますが、掃除のしやすさを最優先する方は、洗面台を選ぶときにデザインだけでなく「ボウルの素材」までしっかり確認することをおすすめします。

まとめ|見た目より「毎日どう使うか」で選んでよかった

造作洗面台に強い憧れを持っていたリフォーム当時ですが、

  • 限られたスペース
  • 家族5人分の収納力
  • 掃除のしやすさ
  • 大きな洗面ボウルと使いやすい水栓
    を冷静に考えた結果、我が家には既製品をベースにした選択が合っていました。

全部を造作にしなくても、毎日使う使いやすさや収納は既製品に頼り、鏡の組み合わせや壁の仕様など、自分がこだわりたい部分だけ好きなものを選ぶという方法もあります。

これから洗面台を選ぶ方は、ショールームで見たときのデザインや憧れだけでなく、「家族が毎日ここでどのように身支度をし、どう使うのか」というリアルな日常を想像して、後悔のない選択をしてくださいね。

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