ミーレ45cmは5人家族で足りる?タカラスタンダードキッチンに導入した我が家のリアル

キッチン

築30年の中古住宅をリフォームした我が家。

キッチンを計画する際、私が「これだけは絶対に譲れない!」と思っていた設備がありました。

それが、スライド式(引き出しタイプ)ではなく、扉をガバッと手前に開く「フロントオープン」の食洗機です。

実家で国産のフロントオープンタイプを使っていたこともあり、食洗機の便利さはすでに実感済み。

一方で、ズボラな私にとって、

「食器をパズルのようにきれいに並べる」

「食洗機に入れる前にしっかり予洗いする」

という使い方は、とにかく面倒。

5人家族の大量の食器を毎日片付けることを考えると、我が家には大容量のフロントオープン食洗機しかないと思っていました。

そして最終的に選んだのが、ミーレ(Miele)の45cm幅食洗機「G 5644 SCU SL」。

現在、導入から5年目。

今では「本当に入れてよかった」と思っている設備のひとつですが、導入までの道のりは想像以上に大変でした。

今回は、ミーレを導入するまでの苦労や、5人家族で45cmを5年間使って感じたメリット・デメリット、故障や保証についても正直に書いていきたいと思います。

【事件】ボッシュを待ち続けて半年。キッチンに食洗機用の穴が空いたままに

当初、予算とのバランスも考えて本命にしていたのは、ボッシュ(BOSCH)の食洗機でした。

しかし、導入を検討していたのはコロナ禍の真っ只中。

海外製食洗機がなかなか手に入らない状況で、ボッシュを取り扱っているリフォーム会社に順番待ちをお願いしたものの、待てど暮らせど連絡は来ず。

「これ、完全に放置されたな……」

と思いつつ待っていましたが、食洗機がないままキッチンの施工は終了。

食洗機が入る予定だった場所だけが、ぽっかりと空いた状態になりました。

そこからなんと半年間。

新しくなったキッチンを見るたびに、その空間が気になる日々を過ごしました。

ちなみに、あれから約5年。

当時お願いしていたところからボッシュ入荷の連絡は、いまだに来ていません。

ボッシュを諦めてミーレへ。大阪から食洗機本体を取り寄せました

「このまま待っていたら、いつまで経っても食洗機が入らない!」

そう思い、今度はミーレを取り扱っている別のリフォーム会社へ相談しました。

そこでいろいろと相談に乗ってもらい、最終的に大阪のミーレセンターで在庫を確保。

食洗機本体を我が家まで取り寄せることができました。

届いたばかりはこのような状態でした。かなりのサイズです

我が家が導入したのは、

ミーレ「G 5644 SCU SL」45cm幅タイプ。

当時販売されていたモデルで、白い我が家のキッチンにもよく馴染み、見た目も気に入っています。

ただし、本体を手に入れたからといって、そこで終わりではありません。

次の問題は、

「誰が取り付けるのか?」

でした。

地元の工務店と水道屋さんに取り付けてもらうことに

当時、我が家の地域では、メーカー側へ設置までスムーズにお願いできる環境ではありませんでした。

そこで、リフォームを担当してくれた地元の工務店さんに相談。

そこから水道屋さんを紹介してもらい、現場で確認・調整してもらいながら設置していただきました。

通常の施工ルートとは違うお願いだったと思いますが、柔軟に対応してくださった工務店さんと水道屋さんには今でも感謝しています。

半年間ぽっかり空いていた場所に、ようやく食洗機が入ったときは本当に嬉しかったです。

なぜ60cmではなく「ミーレ45cm」を選んだの?

我が家のタカラスタンダートキッチンと違和感のないミーレ食洗機です(※反射低減のため一部AI加工しています)

海外製食洗機というと60cm幅を選ぶ方も多いと思いますが、我が家が選んだのは45cm幅です。

理由はシンプル。

キッチンの収納スペースをできるだけ残したかったから。

我が家のキッチンはタカラスタンダードのホーローキッチンです。

ショールームで相談したところ、スリムタイプの3段引き出しを諦めれば、食洗機を入れるためのスペース自体は確保できるとのことでした。

5人家族なので60cmの大容量にも惹かれましたが、食洗機だけでキッチンを考えるわけにもいきません。

毎日使う収納とのバランスを考え、我が家は45cmを選択しました。

タカラスタンダードにミーレは入る?我が家の場合は「自己責任」でした

ここは、これからタカラスタンダードのキッチンに海外製食洗機を入れたい方に、ぜひ知っておいてほしいポイントです。

我が家がリフォームした当時、タカラスタンダードでは国産のフロントオープン食洗機(リンナイ)は正式に対応していました。

一方、ミーレやボッシュなどの海外製食洗機については、正式対応ではなく自己責任での設置。

ショールームでも、

「設置について保証はできません」

という点は何度もしっかり説明されました。

それでも我が家は、工務店さんや水道屋さんと相談したうえでミーレを選びました。

結果的には無事設置でき、5年目の現在まで使い続けています。

ただし、これはあくまで我が家がリフォームした当時の話です。

現在の商品ラインナップや対応状況、設置条件などは変わっている可能性があるため、これから導入する場合はキッチンメーカー・食洗機メーカー・施工会社それぞれに最新の対応状況を確認することをおすすめします。

オートオープン機能を選んだ理由

我が家がミーレを選ぶ際にこだわった機能のひとつが、洗浄終了後に扉が自動で少し開く「オートオープン」です。

ミーレは、国産食洗機でよく見られるヒーターを使った乾燥とは、乾燥の仕組みが異なります。

そこで我が家が重視したのが、洗浄後の食器や庫内に残った熱を利用し、扉を開けて湿気を逃がすことで乾燥を促すこと。

「だったら、洗浄後に自動で扉が開くタイプがいい」

と考え、オートオープン機能があるモデルを選びました。

夜に食洗機を動かしておけば、洗浄終了後にわざわざ自分で扉を開けに行かなくてもいい。

朝起きたら食器を片付ける、という使い方ができるのも便利です。

ただし、すべてがカラッカラに乾くわけではありません。

特にプラスチック製品などは、水滴が残っていることもあります。

実は5年目、オートオープン機能にエラーが出ています

実は現在、我が家のミーレはオートオープン機能にエラーが出ています。

そして、このエラーは今回が初めてではありません。

購入から2年間のメーカー無償保証期間中にも一度エラーが出て、修理の方に来てもらったことがあります。

もちろん保証期間内だったため、そのときの修理代は無料でした。

実際に修理を経験したことで、

「保証って大事だな……」

と実感しました。

そして、その経験がきっかけで我が家は延長保証に加入することを決めました。

ミーレの10年延長保証は必要?我が家が加入を決めた理由

ミーレには、購入から2年間のメーカー無償保証があります。

さらに追加料金を支払うことで、保証期間を延長することができます。

我が家が選んだのは、8年間の延長保証を追加した、合計10年間の保証です。

決して安い金額ではありません。

でも、毎日のように使う食洗機ですし、海外製の大型家電となると、故障したときの修理費用も気になります。

一度保証の恩恵を受けた我が家にとっては、延長保証の料金も、

「この先安心して使うための安心料」

と考えました。

ミーレ食洗機の延長保証料金はいくら?

ちなみに、2026年10月現在、ミーレ公式サイトに掲載されている食洗機の延長保証料金は以下のとおりです。

保証期間延長期間料金(税込)
2年間メーカー無償保証無料
3年間1年延長22,000円
5年間3年延長44,000円
10年間8年延長77,000円

※2026年10月時点の公式掲載価格です。

公式サイトによると、保証規定の対象となる修理であれば、延長保証期間中は何度でも追加料金なしで修理を受けられるそうです。

ただし、保証対象外となるケースもあるため、加入前に規約を確認する必要があります。

また、延長保証は原則として購入から2年間のメーカー無償保証期間内に加入する必要があります。

そして5年目の現在、再びオートオープン機能にエラーが出ています。

今度も修理をお願いしようと思っているので、保証内容を確認して連絡する予定です。

我が家のミーレは、

「5年間、一度もトラブルなく使えています!」

というわけではありません。

それでも、今のところ「ミーレを選ばなければよかった」と思うほどの不満にはなっていません。

むしろ実際に故障を経験したからこそ、海外製食洗機を検討するときは、本体の機能や価格だけでなく、保証期間や故障したときの修理体制も確認しておくことが大切だと感じています。

5人家族でミーレ45cmを5年間使った感想

苦労して導入したミーレですが、5年経った今の感想は、

「あのとき諦めなくて本当によかった!」

これに尽きます。

5人家族で、現在は子ども3人も小学生。

毎日かなりの量の食器が出ます。

フロントオープンタイプなので、大きなお皿や調理器具、大量のお皿やコップ、カトラリーなどをまとめて入れられます。

食べ残しなどはざっくり取り除きますが、毎回しっかり予洗いしてから入れるような使い方はしていません。

汚れた食器を入れて運転し、翌朝きれいになった食器を片付ける。

この流れが、我が家の日常になりました。

5人家族に45cmは小さい?正直、全部は入りません

では、

「5人家族でも45cmで足りるの?」

というところ。

5年間使ってきた我が家の答えは、

普段使いには十分。でも、何でも全部入るわけではない。

です。

普段のお皿やお茶碗、カトラリーなどはかなりの量が入ります。

ただ、大きなボウルやお鍋を入れると、それだけでかなりのスペースを使います。

特に、

  • お鍋や大きなボウルをたくさん使った日
  • コップがいつもより多く出た日
  • 調理器具と5人分の食器をまとめて洗いたい日

などは、全部入りきらず、一部を手洗いすることもあります。

「ミーレなら5人分の食器も調理器具も全部入れて、手洗いゼロ!」

というわけではありません。

ここは45cmを5年間使ってきて感じる、正直なところです。

鉄フライパンなど、そもそも食洗機に入れられないものも

我が家では鉄のフライパンを使っています。

鉄フライパンをはじめ、そもそも食洗機で洗えない調理器具や食器については、当然ながら手洗いです。

そのため我が家の場合、ミーレを導入したからといって食器洗いが完全にゼロになったわけではありません。

それでも、

「大量のお皿やコップ、カトラリーはミーレに任せて、食洗機に入れられないものだけ自分で洗う」

というだけで、毎日の負担はかなり違います。

全部を手洗いしていた生活には、もう戻りたくありません。

地味に感動するのが、タッパーがきれいになること

そして5年間使っていて、個人的にかなり嬉しいのが、

タッパーがきれいに洗えること。

油っぽいおかずを入れたあとのタッパーって、手洗いすると何度洗ってもヌルッとした感じが残ることがあります。

それが食洗機で洗うと、スッキリきれい。

「タッパー洗うの嫌だな……」

という地味なストレスがかなり減りました。

もちろん、食洗機に対応しているタッパーを使う必要はありますが、こういう一つひとつは小さいけれど毎日のように発生する家事を任せられることが、食洗機を入れてよかったと感じる大きな理由です。

我が家が60cmではなく45cmを選んでよかった理由

正直、

「60cmだったら、お鍋やボウルまで全部入ったのかな」

と思うことはあります。

5人家族で容量だけを考えるなら、60cmが魅力的なのは間違いありません。

でも60cmを入れるとなれば、その分キッチンの収納スペースも減ります。

我が家がリフォームするときに考えたのは、

食洗機の容量を取るか、毎日使う収納を取るか。

そのバランスでした。

結果として我が家は45cmを選択。

5人家族にとって「何でも全部入るサイズ」ではありません。

それでも収納スペースを確保しながら、毎日の食器洗いを大幅に減らせていることを考えると、我が家には45cmという選択が合っていたと思っています。

もし今、もう一度選ぶとしても、「5人家族だから絶対に60cm」と単純に決めるのではなく、収納とのバランスまで含めて考えると思います。

5年使って感じる、ミーレ食洗機のメリット・デメリット

最後に、5年間使って感じたメリットとデメリットをまとめてみます。

メリット

  • 5人家族の普段の食器をまとめて洗える
  • フロントオープンなので食器を入れやすい
  • 予洗いの手間が少ない
  • カトラリートレイが使いやすい
  • タッパーなど油汚れが気になるものもきれいになる
  • 食器洗いに使う時間を大幅に減らせる
  • オートオープンなら洗浄後に自分で扉を開けに行かなくていい
  • 45cmならキッチン収納とのバランスを取りやすい

デメリット・気になるところ

  • 大きなお鍋やボウルを入れると、5人分の食器が入りきらないことがある
  • 鉄フライパンなど食洗機に入れられないものは手洗いが必要
  • プラスチック製品などは水滴が残ることがある
  • オートオープン機能のエラーを経験している
  • 延長保証を付ける場合は追加費用がかかる
  • キッチンメーカーとの組み合わせによっては、設置や保証に注意が必要

こうして書き出してみると、デメリットもそれなりにあります。

それでも我が家にとっては、メリットの方がずっと大きいと感じています。

単に「食器を洗ってくれる家電」というより、

毎日の家事時間を減らしてくれる設備

という感覚に近いです。

まとめ|5人家族には完璧な容量ではない。それでもミーレ45cmを選んでよかった

食洗機が手に入らず、半年間キッチンにぽっかり穴が空いていた我が家。

ボッシュを待つのをやめ、大阪からミーレを取り寄せ、工務店さんと水道屋さんに相談して設置してもらうという、今考えてもなかなか大変な導入でした。

そして5年間使ってみて分かったのは、

5人家族にとって45cmは「何でも全部入る魔法のサイズ」ではない

ということ。

お鍋や大きなボウルを使った日は入りきらないこともあります。

鉄フライパンなど食洗機に入れられないものは手洗い。

オートオープン機能のエラーも経験しました。

それでも、

「あのとき妥協して別の食洗機にしなくてよかった」

と思っています。

毎日大量に出る食器のほとんどをミーレに任せられる。

それだけで、夕食後の家事はかなりラクになりました。

リフォームでは予算も収納も大切です。

でも毎日使う設備だからこそ、「自分が本当にラクになるもの」にお金をかける価値もあると、5年間使って実感しています。

我が家にとってミーレは、毎日の時間と心の余裕を作ってくれた設備でした。

これから新築やリフォームで海外製食洗機を検討している方は、

家族の人数・容量・普段使う調理器具・キッチン収納・乾燥方法・保証や修理体制

まで含めて、自分の家庭に合うものを選んでみてください。

※この記事は我が家が約5年前にリフォームした際の体験と、5年間実際に使用した感想をもとにしています。現在の製品ラインナップ・施工条件・保証・メーカー対応などは変更されている可能性があります。導入時は各メーカーや施工会社へ最新情報をご確認ください。

※掲載写真の一部は、鏡面への映り込みを軽減する目的でAIによる画像加工を行っています。

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